FLOW 日帰り白内障手術の流れ
診 察
診察にて、白内障の進行具合や他の病気との合併症の有無を調べます。
日帰り手術が可能な場合は、手術前検査や手術説明の日程を決めます。
手術前検査では、眼球の検査、採血・血圧測定などを行います。
手術説明
白内障手術に関する具体的な説明をさせていただいた後、白内障手術の日時を決定します。
手術当日
手術は約10分ほどで終了します。
ご自身での車の運転は避け、来院される場合は運転手の方と同伴してください。
手術翌日
手術に関してのご報告や、術後の注意点などをご説明します。
手術後の通院
手術後、約2週間は週に3、4回診察があります。
その後は症状によりますが、通院ペースは徐々に減らしていきます。
通院期間は術後約1ヶ月ほどです。定期的に通院をしていただき、経過を観測します。
Q & A よくある質問
- 手術は痛くありませんか?
局所麻酔を行いますので痛みはありません。
注射針を使用しない麻酔ですので、麻酔自体にも痛みはありません。
- 白内障手術には、保険を適用できますか?
健康保険の適応が受けられます。
また、生命保険に加入されていれば、費用の一部が戻ってくることがあります。
ただし、保険適用可能かどうかは手術内容によっても異なりますので、事前にご確認ください。
- 白内障は治りますか?
白内障は一度発症したら薬で治すことはできません。
薬で進行を抑制するか、手術を行います。
- いつから仕事に復帰出来ますか?
簡単なデスクワークなど、体をあまり動かさない仕事であれば、翌日からでも可能な場合があります。体を動かす仕事は1週間~数週間程度の時間が必要です。
- 手術前に使用していた眼鏡は術後も使えますか?
- 手術により度数が変わるため、眼鏡は買い換える必要がございます。
ATTENTION 注意事項
白内障手術は他の手術に比べると合併症の発症頻度はかなり低く、安全性は高い手術と言えます。
しかし、合併症は重篤なものから軽度なもの、予想できるものから予想できないものまで、千差万別です。
術後は医師の指示に従い、しっかりと経過を観察するようにしてください。
糖尿病網膜症
糖尿病の合併症で血糖の高い状態が長く続くと、網膜の細い血管は傷つき、変形してきます。血管がつまると網膜上で出血を引き起こします。この出血が原因で、視力低下や網膜剥離を起こすことがあります。
これらを予防するために傷んだ網膜をレーザー光凝固により治療します。症状が進行している場合には硝子体手術、あるいは薬剤の眼内注入などによる治療が必要になる場合があります。